
2008年06月23日
慰霊の日
写真は読谷村の海岸です。63年前、ここから米軍(約54万人)の兵士が本島上陸し、悲惨な地上戦がはじまりました。空母40隻、戦艦18隻、その他の艦船1450隻。質、量ともに史上最大の攻撃部隊です。沖縄の海を黒い戦艦が覆いました。沖縄戦による犠牲者は、米軍の戦死者約1万3000人。日本軍は沖縄県民を含む約20万人が尊い命を失ったのです。日本軍による住民殺害や集団自決の強制など、戦争は敵も味方も正義もなく、人間を残忍なケダモノに変えてしまったのです。沖縄戦の史実を後世に伝えていくことは沖縄人の使命です。
戦後63年経った今でも、広大な米軍基地は国内の75パーセントを占めています。爆音などによる基地公害や墜落などによる事故、そして、米軍人による犯罪。基地にまつわる事故や犯罪は後を絶ちません。
また、不発弾回収はまだ約3000トン以上が、いつ爆発するかもしれない危険な状態で沖縄の土の中に残されています。
遺骨収集もまだ何千柱もが未収骨のまま沖縄の地のどこかで眠っているのです。
戦争を起こすのも人間であれば、止めるのも人間です。究極は人間性だと思います。人間性を磨くために、みんなで力を合わせれば、争いも差別も止めることができると信じています。
全戦没者の御霊に哀悼の誠を捧げると共に音楽を通して平和メッセージを広げていくことを誓います。
Posted by ユ キ ヒ ロ at 23:58│Comments(0)